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全訳 封神演義 2

二階堂善弘 監訳/山下一夫・中塚亮・二ノ宮聡 訳
ISBN 978-4-585-29642-3 Cコード 0097
刊行年月 2017年11月 判型・製本 四六判・並製 520 頁
キーワード 古典,中国

定価:3,520円
(本体 3,200円) ポイント:96pt

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書籍の詳細

聞仲の武勇、姜子牙の知略、ぶつかり合う!

妲己は紂王を誑かし、殷(商)の重臣を次々と陥れる。
姜子牙は周の武王を扶け、聞仲・趙公明に挑む。
四聖や十絶陣など仙人たちが大いに暴れ回る、全訳第2巻!

※『封神演義』(ほうしんえんぎ)とは
中国明代に成立した神怪小説。『商周演義』、『封神伝』、『封神榜』、『封神榜演義』ともいう。史実の殷周易姓革命を舞台に、仙人や道士、妖怪が人界と仙界を二分して大戦争を繰り広げるスケールの大きい作品。文学作品としての評価は高くないが、中国大衆の宗教文化・民間信仰に大きな影響を与えたとされる。著者(編者)は一般に許仲琳とされることが多いが、定説はない。

【本書の特徴】
・封神演義(全100回)を全訳。
・神仙研究者、中国文学者、中国白話小説(封神演義)研究者、中国民間信仰研究者、各エキスパートが訳出。
・各巻末コラムに「図像化」や「演劇」など、物語にまつわる多面的な内容を収載。

 

 

目次
人物紹介
封神演義 主要地図
《本編》
第二十六回 妲己、計を設け比干を害す
第二十七回 太師、兵を回し十策を陳べる
第二十八回 子牙の兵、崇侯虎を伐つ
第二十九回 侯虎を斬り、文王は孤を託す
第三十回  周紀、武成王を激まし反かしむ
第三十一回 聞太師、兵を駆り追い襲う
第三十二回 黄天化、潼関で父に会う
第三十三回 黄飛虎、泗水に大いに戦う
第三十四回 飛虎、周に帰し子牙に見ゆ
第三十五回 晁田の兵、西岐の事を探る
第三十六回 張桂芳、詔を奉じ西征す
第三十七回 姜子牙、崑崙に上る
第三十八回 四聖、西岐にて子牙に会ゆ
第三十九回 姜子牙、岐山を冰凍らす
第四十回  四天王、炳霊公に遇う
第四十一回 聞太師の兵 西岐を伐つ
第四十二回 黄花山にて、鄧・辛・張・陶を収む
第四十三回 聞太師、西岐で大いに戦う
第四十四回 子牙の魂、崑崙山に游ぶ
第四十五回 燃灯、十絶陣を破るを議す
第四十六回 広成子、金光陣を破る
第四十七回 公明、聞太師を補佐す
第四十八回 陸圧、計を献じ公明を射る
第四十九回 武王、紅沙陣に失陷す
第五十回  三姑、計りて黄河陣を擺く
コラム―『封神演義』の図像化について  中塚亮
『封神演義』関連年表
プロフィール

二階堂善弘(にかいどう・よしひろ)
1962年生まれ。中国文学研究者。アジア民間信仰研究。
1985年東洋大学文学部中国哲学文学科卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。2009年より関西大学文学部教授。
著作に、『封神演義の世界 中国の戦う神々』(大修館書店、1998年)、『中国の神さま 神仙人気者列伝』(平凡社新書、2002年)、『中国妖怪伝 怪しきものたちの系譜』(平凡社新書、2003年)、『道教・民間信仰における元帥神の変容』(関西大学東西学術研究所、2006年)、『明清期における武神と神仙の発展』(関西大学出版部、2009年)、『アジアの民間信仰と文化交渉』(関西大学出版部、2012年)がある。

山下一夫(やました・かずお)
1971年生まれ。中国文学研究者。
1994年慶應義塾大学文学部文学科中国文学専攻卒業。同大学大学院文学研究科単位取得退学。2011年より慶應義塾大学理工学部准教授。
著作(分担執筆)に、『近現代中国の芸能と社会―皮影戯・京劇・説唱』(好文出版、2013年)、『中国皮影戯調査記録集―皖南・遼西篇』(好文出版、2014年)、『明清以來通俗小說資料彙編』(博揚文化事業有限公司、2016年)がある。

中塚亮(なかつか・りょう)
1977年生まれ。中国文学研究者。
名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学、博士(文学)。愛知淑徳大学・金城学院大学等非常勤講師。
著作(分担執筆)に、『フルカラーで楽しむ 中国年画の小宇宙』(勉誠出版、2013年)、『アジア遊学171 中国古典文学と挿画文化』(勉誠出版、2014年)がある。

二ノ宮聡(にのみや・さとし)
1982年生まれ。中国文学研究者。中国の民間信仰研究。
関西大学大学院文学研究科中国文学専修博士課程後期課程修了。博士(文学)。現在、関西大学等非常勤講師。
主な論文に「北京の碧霞元君廟会-五頂と妙峰山と丫髻山-」(関西大学中国文学会、2012年)、「北京の廟会の復興と現状―二〇一一・二〇一二年春節廟会を中心に―」(関西大学中国文学会、2014年)などがある。

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