カートは空です。
明治初頭、日本の汎用書体となる明朝体活字の活用が始まる。その活字鋳造と近代印刷技術発展の背景には、ひとりの外国人の姿があった―。ウィリアム・ギャンブル。その営為はすべて、キリスト教の布教活動とともにあった。活字見本や、印刷物・当時の記録を丹念に確認。多様な貴重史料の紹介とともにその足跡をたどり、近代日本の印刷技術の道程を明らかにする。