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『宝積経要品』とは、足利尊氏と、その弟・直義、夢窓疎石の三人による写経で、直義が高野山金剛三昧院に奉納。夢で得た「なむさかふつせむしむさり(南無釈迦仏全身舎利」の十二文字を頭にする和歌を募り、光厳院や足利尊氏・直義兄弟、兼好などが詠んだ和歌短冊百二十枚を貼り継いだ『高野山金剛三昧院奉納和歌短冊』を紙背とする。