カートは空です。
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知足安分を座銘とし、政権抗争から遠ざかろうとした白居易、一方不撓不屈を信条とし、何処までも中央政界へ進もうとする劉禹錫(りゅううしゃく)。二人の処世態度は相異なるものであった。本書は二人を取り巻く環境を重視し、詩が詠まれた「場」をふまえて読もうとしたもので、本書を通じて劉禹錫、白居易という中国を代表する士大夫の生きざまが見えてくる。