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秩父平氏の盛衰

畠山重忠と葛西清重
埼玉県立嵐山史跡の博物館・葛飾区郷土と天文の博物館 編
ISBN 978-4-585-22038-1 Cコード 1021
刊行年月 2012年5月 判型・製本 A5判・上製 348 頁
キーワード 日本史,鎌倉,中世

定価:4,180円
(本体 3,800円) ポイント:114pt

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書籍の詳細
鎌倉幕府成立の要、「秩父平氏」の実像を探る―

知勇兼備の武将として「坂東武士の鑑」とされながら、謀略により一族もろとも滅ぼされた畠山重忠。
のちに幾多の伝承を形成する重忠ほどの華々しさには欠けるが、軍功を重ね、いくたびかの政変を乗り切って、東北の所領を維持した葛西清重。
二つの相異なる鎌倉武士のあり方を、最新の中世史研究の成果、中世考古学資料、各地域にのこる伝承など多角的な視点から論じ、秩父平氏の実像を明らかにする。

 

 

目次
はじめに

序 章 畠山重忠と葛西清重 谷口榮

第一部 総 説
 畠山重忠―虚像と実像― 岡田清一
 源平合戦と葛西氏 上杉和彦
 河越氏・畠山氏等秩父家と武蔵国留守所惣検校職 峰岸純夫

第二部 秩父平氏・畠山重忠とその時代
 畠山重忠とその時代 田代脩
 武蔵国留守所惣検校職の再検討 菊池紳一
 秩父平氏の本拠を探る―畠山氏を中心として― 落合義明
 秩父平氏の聖地―武蔵嵐山― 植木弘
 全国に及ぶ重忠伝承 村松 篤
 ◎総合討論◎秩父平氏畠山重忠とその時代
 ◎総括と展望◎畠山重忠とその時代 加藤功

第三部 秩父平氏・葛西清重とその時代
 秩父平氏と葛西氏―鎌倉幕府成立史の観点から― 川合康
 武蔵国南部の秩父平氏―豊島氏と江戸氏の動向を中心に― 今野慶信
 鎌倉御家人畠山重忠の軌跡 若松良一
 葛西清重の軌跡 谷口榮
 ◎総括と展望◎葛西清重とその時代 小山貴子

おわりに

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書評・関連書等

「史学雑誌」(第122編 第1号)にて、本書の紹介文が掲載されました。

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