カートは空です。
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16~20世紀のアジアの諸地域において、移住や亡命を強いられた人々。自らのアイデンティティーの揺らぎや危機に直面しながら、その再構築を模索する彼らの姿を、1930年代の「転向」現象を中心にして描く。
緒形康(おがた・やすし)東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。現在、神戸大学大学院人文学研究科教授。専門は中国近代思想史。主な著書・論文に、『危機のディスクール―中国革命1926~1929』(新評論、1996年)、『一九三〇年代と接触空間―ディアスポラの思想と文学』(編著、双文社出版、2008年)、『初期中国共産党群像』1・2(鄭超麟著、共訳、東洋文庫711・712、平凡社、2003年)などがある。