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後白河皇子守覚は密教法流「御流」を大成、当代の文芸にも関心を抱き、多面的な活動を行い膨大な著作を残した。論文篇では既刊の仏事法会の儀式書「紺表紙小双紙」を踏まえ守覚の著述・編纂・書写した文献の全体像を把握、資料篇では仁和寺御経蔵に伝存する御流聖教文献の目録および資料の影印翻刻・金沢文庫蔵御流聖教の翻刻等で資料化する。カラー図版付載。