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山田孝雄著『日本文体の変遷』本文と解説

藤本灯・田中草大・北﨑勇帆 編
ISBN 978-4-585-28032-3 Cコード 3081
刊行年月 2017年2月 判型・製本 A5判・上製 384 頁
キーワード 日本語,古典,日本史

定価:4,950円
(本体 4,500円) ポイント:135pt

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書籍の詳細
国語学をはじめ、様々な分野で多大な業績を残した巨人の未発表著作、待望の公刊!

文献時代の初めから明治時代に至る諸資料を博捜・引用し、時代別・文体別に詳述。
日本文化・社会の根幹をなす文章・文体の展開を歴史的に位置づける意欲作。
著者の学問における同書の位置、また、その現代的意義を示す充実の解説も収載。

 

 

目次
導言
凡例

第一冊
 第一章 緒論
 第二章 古代の詞章
 第三章 上代の漢文
 第四章 史部の文
 第五章 宣命体
 第六章 純万葉仮名の文
 第七章 上代に於ける漢文体の消息
 第八章 仮名文の創始

第二冊
 第九章 仮名消息文の発展
 第十章 中世の記録体及び往来体の文
 第十一章 仮名交りの文の成立
 第十二章 和漢混淆文
 第十三章 候文
 第十四章 仮名消息系統の候文
 第十五章 言文二途の端緒
 第十六章 芳野朝時代、室町時代の文体概観

第三冊
 目次
 第十七章 江戸時代文体の概観
 第十八章 江戸時代の公私の日用文体
 第十九章 江戸時代の普通の文体
 第二十章 江戸時代の特殊の文体
 第二十一章 明治時代及その以後の文体


解説

附録 未定稿『院政鎌倉時代文法史』『院政鎌倉時代の語法』

後記


索引
 書名・資料名索引
 人名索引
 語彙索引
 要語索引
プロフィール

山田孝雄(やまだ・よしお)
1875年-1958年。日本大学文学部国語科主任・東北帝国大学教授・神宮皇學館大学長を歴任。1957年、文化勲章受章。
国語学・国文学を中心に極めて幅広い業績を遺した。「最後の国学者」と称され、特に文法学において築いた体系(山田文法)は今なおその価値を失っていないとされる。
一方で国史国文に関わる様々な資料の紹介や解説の執筆にも尽力した。著書多数。

藤本灯(ふじもと・あかり)
国立国語研究所・言語変化研究領域・特任助教。

田中草大(たなか・そうた)
東京大学大学院国語研究室・助教。

北﨑勇帆(きたざき・ゆうほ)
東京大学大学院生、人文社会系研究科。

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