正訳 源氏物語 本文対照9
セイヤク ゲンジモノガタリノ ホンブンタイショウ ダイキュウサツ

正訳 源氏物語 本文対照 第九冊

早蕨/宿木/東屋
中野幸一 訳
ISBN 978-4-585-29579-2 Cコード 0393
刊行年月 2017年5月 判型・製本 A5判・上製 352 頁
キーワード 古典,平安,中古

定価:2,750円
(本体 2,500円) ポイント:75pt

数量 :
remove add




*「紺野美沙子の朗読座 新春公演2019」が開催されます。詳細は以下リンク先よりご覧ください。
http://bensei.jp/?main_page=wordpress&p=11315
書籍の詳細
語りの文学『源氏物語』、その原点に立ち返る。
本文に忠実でありながらよみやすい。
最上の現代語訳!

第九冊は早蕨巻~東屋巻。薫二十五歳の春~二十六歳の秋までの出来事。
大君を失い、悲しみに暮れている中の君は、匂宮の住む二条院へ迎えられる。しかし、夕霧の娘六の君と匂宮が結婚したことにより、夜離れがちとなり嘆きは深まる。薫は中の君から、亡き大君によく似た異母妹・浮舟の存在を知らされる。大長編物語最後の女君の登場である。
巻末の論文では『源氏物語』における古物語の型を取り上げる。『源氏物語』はいうまでもなく、物語史上における傑作中の傑作で特別な存在である。しかし、この物語は何もないところから突然生まれたのではなく、それまでの古物語の型を多く取り入れ、生まれるべくして生まれたものであった。

 

 

プロフィール

中野幸一(なかの・こういち)
早稲田大学名誉教授。文学博士。専攻は平安文学。2011年瑞宝中綬章受章。
主な編著書に『物語文学論攷』(教育出版センター、1971年)、『うつほ物語の研究』(武蔵野書院、1981年)、『奈良絵本絵巻集』全12別巻3(早稲田大学出版部、1987~1989年)、『常用源氏物語要覧』(武蔵野書院、1995年)、『源氏物語の享受資料―調査と発掘』(武蔵野書院、1997年)、『源氏物語古註釈叢刊』全10巻(武蔵野書院、1997~2010年)、『九曜文庫蔵源氏物語享受資料影印叢書』全12巻(勉誠出版、2008~2009年)、『平安文学の交響―享受・摂取・翻訳』(勉誠出版、2012年)、『フルカラー見る・知る・読む 源氏物語』(勉誠出版、2013年)、『ちりめん本影印集成 日本昔噺輯篇』(共編、勉誠出版、2014年)などがある。

この商品をお求めのお客様はこんな商品もお求めです。

おすすめ

  [詳細]
織田信長文書の世界

織田信長文書の世界

公益財団法人永青文庫・熊本大学 永青文庫研究センター 編
定価:3,080円
(本体 2,800円)
世界の絵本・作家 総覧

世界の絵本・作家 総覧

O.L.V.(おおぶ文化交流の杜図書館ボランティアグループ)・おおぶ文化交流の杜図書館 編
定価:22,000円
(本体 20,000円)
マハーバーラタ入門

マハーバーラタ入門

沖田瑞穂 著
定価:1,980円
(本体 1,800円)
紫式部伝

紫式部伝

上原作和 著
定価:5,940円
(本体 5,400円)
ショッピングカート