カートは空です。
商品1/12
神や仏からのメッセージか、はたまた、自己の欲望の現われか。古代から現代にいたるまで、夢をめぐる議論は幾度となく重ねられてきた。時にはその内容が政治を左右し、正夢や予知夢に人々は一喜一憂する。現実と密接に絡み合いながら、夢は社会や生活のなかに溶け込んでいく…。日本人と夢との関わり、夢を語り合う社会のあり方を、さまざまな文書や記録、物語や絵画などの記事に探り、もう一つの日本史を描き出す。
酒井紀美(さかい・きみ)1947年生まれ。元茨城大学教授。専門は日本中世史。著書に『中世のうわさ』(吉川弘文館、1997年)、『日本中世の在地社会』(吉川弘文館、1999年)、『戦乱の中の情報伝達』(吉川弘文館、2014年)などがある。
・「読売新聞」(2017年7月30日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:清水克行(明治大学教授))・「新潮45」(2017年8月号)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:山村杳樹(ライター))・「日本経済新聞」(2017年9月9日)にて、本書の書評が掲載されました。