カートは空です。
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浮世絵はかつて生活のなかにあった。伝存する作品や資料に残る痕跡が、いまなお我々にそのことを伝えてくれる。絵画表現の展開や絵師の栄枯盛衰、流行やそれとともにある営利・経済、印刷・造本の模倣と創意工夫、出版流通の具体相…。比類なき書物への愛に満ちた論者たちに導かれ、浮世絵という多色刷りの文化遺産を時代の営みのなかに捉え返していく。
鈴木俊幸(すずき・としゆき)1956年生まれ。中央大学文学部教授。専門は日本近世文学、書籍文化史。現在は近世の書籍流通を中心に研究している。著書に『江戸の本づくし』(平凡社新書、平凡社、2011年)、『蔦屋重三郎』(平凡社ライブラリー、平凡社、2012年)、『書籍流通史料論 序説』(勉誠出版、2012年)などがある。
※お詫び※ カバー裏の写真キャプションに誤りがございました。 正しくは リッチ大聖堂の敷地内にあるセインズベリー日本藝術研究所 でございました。 お詫びの上、訂正させていただきます。