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日本そして東アジアの対外関係史を精緻かつダイナミックに描きだした碩学、石井正敏。その歴史を見通す視点、そして、それを支える史料との対話のあり方を伝える珠玉の論文を集成。
石井正敏(いしい・まさとし)中央大学名誉教授。専門は古代・中世対外関係史。著書に『日本渤海関係史の研究』(吉川弘文館、2001年)、『東アジア世界と古代の日本』(山川出版社、2003年)、『鎌倉「武家外交」の誕生』(NHK出版、2013年)などがある。荒野泰典(あらの・やすのり)立教大学名誉教授。専門は近世日本史、近世国際関係史。著書に『近世日本の国際関係と言説』(編著、淡水社、2017年)などがある。須田牧子(すだ・まきこ)東京大学史料編纂所助教。専門は日本中世史(対外関係)。著書に『「倭寇図巻」「抗倭図巻」をよむ』(編著、勉誠出版、2016年)などがある。米谷均(よねたに・ひとし)早稲田大学非常勤講師。専門は中近世日朝・日中関係史。論文に「中世日明関係における送別詩文の虚々実々」(『北大史学』55号、2015年)などがある。
★書評・紹介★『唐代史研究 第22号』(2019年8月)に新刊紹介が掲載されました。 →紹介者:古畑 徹(金沢大学教授)