石井正敏著作集4
ツウシトシリョウノアイダデ

通史と史料の間で

石井正敏 著/荒野泰典・須田牧子・米谷均 編
ISBN 978-4-585-22204-0 Cコード 3020
刊行年月 2018年8月 判型・製本 A5判・上製 488 頁
キーワード 交流史,アジア,世界史,日本史,古代,中世

定価:11,000円
(本体 10,000円) ポイント:300pt

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書籍の詳細
虚心に史料と対峙し、地域・時代を越えて数々の卓越した業績を残した碩学の軌跡

日本そして東アジアの対外関係史を精緻かつダイナミックに描きだした碩学、石井正敏。
その歴史を見通す視点、そして、それを支える史料との対話のあり方を伝える珠玉の論文を集成。

 

 

目次
序 言 荒野泰典・須田牧子・米谷均

Ⅰ 古代日本と東アジア
1 研究の歩み
2 東アジア世界の成立
3 律令国家と東アジア
4 通交・通商圏の拡大

Ⅱ 武家外交の成立
はじめに
1 幕府滅亡 強硬路線の果てに
2 握りつぶした協調の道
3 幕府が信じた外交ルート
4 源頼朝〝敗訴〟からのスタート

Ⅲ 虚心に史料を読む
1 崇親院に関する二・三の問題点―昌泰四年四月五日官符の検討―
2 陽明文庫本『中右記』管見
3 徳川光圀と『高麗史』
4 朝鮮通信使との交流と『東国通鑑』
5 以酊庵輪番僧虎林中虔
6 『善隣国宝記』諸本解説
7 『唐大和上東征伝』
8 『日本紀略』
9 『旧唐書』『新唐書』に描かれた「倭」「日本」
10 印象に残る印章の話―岩村藩版『慶安御触書』の印―
11 『肥後守祐昌様琉球御渡海日記』

第四巻初出一覧
第四巻訂正一覧
索 引
プロフィール

石井正敏(いしい・まさとし)
中央大学名誉教授。専門は古代・中世対外関係史。
著書に『日本渤海関係史の研究』(吉川弘文館、2001年)、『東アジア世界と古代の日本』(山川出版社、2003年)、『鎌倉「武家外交」の誕生』(NHK出版、2013年)などがある。

荒野泰典(あらの・やすのり)
立教大学名誉教授。専門は近世日本史、近世国際関係史。
著書に『近世日本の国際関係と言説』(編著、淡水社、2017年)などがある。

須田牧子(すだ・まきこ)
東京大学史料編纂所助教。専門は日本中世史(対外関係)。
著書に『「倭寇図巻」「抗倭図巻」をよむ』(編著、勉誠出版、2016年)などがある。

米谷均(よねたに・ひとし)
早稲田大学非常勤講師。専門は中近世日朝・日中関係史。
論文に「中世日明関係における送別詩文の虚々実々」(『北大史学』55号、2015年)などがある。

書評・関連書等

★書評・紹介★
『唐代史研究 第22号』(2019年8月)に新刊紹介が掲載されました。
 →紹介者:古畑 徹(金沢大学教授)

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