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外交文書と外交儀礼を丹念に読み解き、5~9世紀の倭国・日本の対隋・唐・新羅・百済政策の実態を明らかにし、古代日本の外交関係と東部ユーラシアの国際秩序を体系的に考究。また、「東部ユーラシア」という新たな枠組みに基づき、柔然・突厥・吐蕃・回鶻・契丹など様々な遊牧勢力を含む地域全体を、独自の支配理念や国際秩序が多数存在する場として理解する新しい世界史像の可能性を示す。
廣瀬憲雄(ひろせ・のりお)1976年岐阜県生まれ。名古屋大学文学研究科博士後期課程修了。2010年名古屋大学高等研究院特任助教、2011年愛知大学助教、2013年同准教授。専門は日本古代史・東部ユーラシア対外関係史。主な著書・論文に、『東アジアの国際秩序と古代日本』(吉川弘文館、2011年)、『古代日本外交史 東部ユーラシアの視点から読み直す』(講談社選書メチエ569、2014年)、「古代天皇の食事時刻と朝政制度 ―延喜年間の外交儀礼を手がかりに―」(古瀬奈津子編『東アジアの礼・儀式と支配構造』吉川弘文館、2016年)、「百済三書と『日本書紀』」(遠藤慶太他編『日本書紀の誕生 ―編纂と受容―』八木書店、2018年)などがある。
★広告情報「朝日新聞」(2018年10月6日)に全5段広告を掲載しました。「朝日新聞」(2018年11月17日)に全5段広告を掲載しました。