カートは空です。
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飼い慣らした鷹を自在に操り、獲物を捕らえる狩猟、鷹狩。五世紀の古墳時代から江戸幕府瓦解の十九世紀後半に至るまで、鷹狩は権力と深く結びつきながら日本列島において連綿と続けられてきた。そこには、日本の風土や社会のなかで地域・時代・階層、あるいは狩猟の目的等にあわせて独自に発展してきた固有の歴史が存在する。日本史を貫く重要な要素でありながら、等閑視されてきた鷹狩の歴史を紐解き、新たな知の沃野を拓く刺激的な一冊。
福田千鶴(ふくだ・ちづる)1961年生まれ。九州大学基幹教育院教授。鷹・鷹場・環境研究会代表。専門は日本近世史。著書に『幕藩制的秩序と御家騒動』(校倉書房、1999年)、『徳川綱吉』(山川出版社、2010年)、『近世武家社会の奥向構造』(吉川弘文館、2018年)、『城割の作法』(吉川弘文館、2020年)などがある。武井弘一(たけい・こういち)1971年生まれ。琉球大学国際地域創造学部准教授。鷹・鷹場・環境研究会副代表。専門は日本近世史。著書に『鉄砲を手放さなかった百姓たち』(朝日新聞出版、2010年)、『江戸日本の転換点』(NHK出版、2015年)、『茶と琉球人』(岩波書店、2018年)などがある。
★書評・紹介★「怪と幽」7号(2021年4月27日発売)にて紹介されました。