水門31
ミナトダイサンジュウイチゴウ

水門 第三十一号

水門の会 編
ISBN 978-4-585-32462-1 Cコード 1320
刊行年月 2024年3月 判型・製本 336 頁
キーワード 交流史,民俗学,仏教,日本語,漢文,古典,アジア,日本史

定価:3,850円
(本体 3,500円) ポイント:105pt

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書籍の詳細
歴史文化研究の交流拠点、開港

歴史学・文学・言語学・民俗学など諸学の粋を集め、ジャンルを越えた新たな学問世界への扉を開く。
小特集は、「宮澤賢治・日本文学と日本語教育が出逢うとき―翻訳論・出典論研究会」・「平安楽人、渡来の楽と出会う」の2本立てとなる。

 

 

目次
■小特集 宮澤賢治・日本文学と日本語教育が出逢うとき
扉巻頭言◎藏中しのぶ
声・ことば・光をわけあう喜び◎山崎佳代子
宮澤賢治の詩「無声慟哭」をめぐって◎鈴木貞美
「オツベルと象」―錯綜するイメージ―◎浦和男
『オツベルと象』の本文―カンボジアの日本語教材・クメール語翻訳テキスト作成のために―◎オルン・チャンポン
宮沢賢治『オツベルと象』について◎鈴木貞美

■小特集 平安楽人、渡来の楽と出会う
扉巻頭言◎上原作和
日本古典文学における秋の調べ―「秋風楽」「秋風詞」「万秋楽」―◎正道寺康子
本邦における「陵王」の系譜―平安朝物語文学を中心に―◎笹生美貴子
入る日を返す撥こそありけれ―徳川本『源氏物語絵巻』「橋姫」巻瞥見―◎上原作和
『教訓抄』に記された他家相伝の様相―多氏の『胡飲酒』『採桑老』をめぐって―◎森野正弘

■自由テーマ
『紫式部日記』における船楽描写―「遠くなりゆくままに」という表現に注目して―◎佐藤有貴
『法性寺殿御集』の句題詩―「題目」の詠作状況と詩集の構成―◎布村浩一
『六度集経』所収話と六朝期の習俗・思潮―初期漢訳仏典と孝子譚を中心に―◎佐々木雷太
「冨貴」の語―類似「福貴」と対比して―◎萩原義雄
『茶譜』所引『分類草人木』の本文◎賴妍菲
大江健三郎「懐かしい年への手紙」考察―「・」頻出を契機にして―◎杉山若菜
宮武外骨と大阪文人たち◎浦和男

■『南総里見八犬伝』研究会
龍女と伏姫―『南総里見八犬伝』肇輯と『法華経』「提婆達多品」―◎沼田大輝
非道の菩薩・犬村角太郎と『維摩経』『法華経』―附、返璧の草庵と『方丈記』「外山の菴」◎藏中しのぶ

■『箋注倭名類聚抄』研究会 『箋注倭名類聚抄』注釈・巻第一・天地部第一・景宿類一
「星」 ◎荻田みどり

■連載
『古事記』の言ひ分(一)―天孫の伊勢降臨―◎鈴鹿千代乃

■書評
書評 山崎佳代子著『そこから青い闇がささやきベオグラード、戦争と言葉』(ちくま文庫)◎杉山若菜

■彙報◎相田満・藏中しのぶ

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