ニホンノショモツ

日本の書物

紀田順一郎 著/宮田雅之 画
ISBN 978-4-585-05364-4 Cコード 0095
刊行年月 2006年10月 判型・製本 四六判・上製 512 頁
キーワード 出版,文化史,近世,中世,中古,上代

定価:3,300円
(本体 3,000円) ポイント:90pt

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書籍の詳細

日本文学愛好家に送る究極の古典読書案内!

「古事記」から「江戸名所図会」まで…。古代から江戸末期に及ぶ日本の代表的文学82作を練達の筆で紹介する、究極の古典読書案内。
連載時の宮田雅之の切絵を全収録し、原典に進む読者のために詳細なテキスト一覧を付す。
目次情報:古事記・風土記・日本書紀・万葉集・日本霊異紀・竹取物語・古今和歌集・伊勢物語・土佐日記 ほか


※書評情報
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産経新聞(11月21日付)「文化欄」に大きく紹介されました。
出版ニュース12月中旬号に大きく紹介されました。



お知らせ
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2006年12/16(土)東京堂書店にて『日本の書物』刊行を記念し、紀田順一郎先生の講演会が行われます!
皆様お誘いあわせの上、是非ご参加ください。



 

 

目次
◇刊行にあたって 

◇第一章 古 代
太古のロマン『古事記』 
古代人の哀歓『風土記』 
古代史の虚実『日本書紀』 
もう一つの日本『万葉集』 
古譚の宝庫『日本霊異記』 
天女幻想『竹取物語』
天地を動かす歌『古今和歌集』
王朝の色好み『伊勢物語』
古代の船旅『土佐日記』 
反徒の墓碑銘『将門記』 
誇り高き才女『枕草子』 
恋多き女『和泉式部日記』 
後宮の光と影『源氏物語』 
女性愛書家の生涯『更級日記』 
栄華の軌跡『大鏡』 
平安の流行歌『梁塵秘抄』 
王朝人のいぶき『堤中納言物語』 
王朝のアニマル『今昔物語』
悩み多き聖のうた『山家集』 

◇第二章 中 世
小さな巨編『方丈記』 
貴族の挽歌『平家物語』 
無垢の歌『金槐和歌集』 
妖艶のうた『小倉百人一首』 
覇者の交替『吾妻鏡』 
老母の執念『十六夜日記』 
山は是れ山『正法眼蔵』 
悪人の慰め『歎異鈔』 
神風と恩賞『蒙古襲来絵巻』 
鎌倉一代女『とはずがたり』 
乱世の孤独『徒然草』 
逆流の孤独『神皇正統記』 
人生の四季『菟玖波集』 
悪党の肖像『太平記』 
怨念の書『曾我物語』 
判官びいき『義経記』 
芸道一代『風姿花伝』 
禅と風流『狂雲集』 
覇者の条件『早雲寺殿廿一箇条』 
乱世庶民の夢『御伽草子』
南北朝の庶民像『狂言記』

◇第三章 近 世
人は石垣『甲陽軍鑑』 
野放図な哄笑『昨日は今日の物語』 
異教徒の置土産『伊曾保物語』 
天地を破る『五輪書』 
野暮と若衆『田夫物語』 
万骨の誇り『雑兵物語』 
元禄の英雄『好色一代男』 
風雅のこころ『おくのほそ道』 
愛の逃避行『曾根崎心中』 
死物狂いの人生『葉隠』 
何のために生きる『養生訓』 
最古の自叙伝『折たく柴の記』 
義理一遍『仮名手本忠臣蔵』
江戸のマルクス『自然真営道』 
虚構の賢臣『日暮硯』 
おどけ咄『風流志道軒伝』 
永遠の庶民像『柳多留』 
江戸のエクソシスト『雨月物語』 
春怨思慕『蕪村句集』
滑稽のうた『徳和歌後万載集』 
死にたくもなし『海国兵談』 
緩慢なる毒『玉くしげ』 
“心ある人”の旅『東遊雑記』 
反説教『孔子縞于時藍染』 
風狂の人生『近世畸人伝』 
鎖国の悲劇『北槎聞略』 
男の解放区『東海道中膝栗毛』 
庶民のサロン『浮世風呂』
勧善懲悪『南総里見八犬伝』
窓を開いた人々『蘭学事始』
ふるさとへの執念『おらが春』
桜の板木は残った『群書類従』
明鏡のこころ『夢ノ代』
江戸の笑劇『花暦八笑人』
生への執念『東海道四谷怪談』 
太平の牢獄『日本外史』
夜明け前の苦悩『慎機論』
情緒纏綿『春色梅児誉美』
北国の情念『北越雪譜』
近世の夕映え『江戸名所図会』
八百八町の表裏『江戸繁昌記』
近代への架け橋『航米日録』

◇あとがき 
◇テキスト一覧 

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