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江戸時代初期、寛文6(1666)年刊の、わが国最初の図解辞典の初版初刷り本を復刻。日本の博物学の歴史に輝く名著として名高く、後続の絵入り辞書の模範となった。総語彙数約8,000語を収録し、日本語・日本文学、風俗史、博物学史の有力資料であり、1,484点におよぶ精緻な図は、今日でも図版やデザイン画として様々に利用できる。
小林祥次郎(こばやし・しょうじろう)元・小山工業高等専門学校教授。専門は中近世国語語彙、俳文学。主な著書に、『季語再発見』(小学館)、『日本のことば遊び 新装増補版』(勉誠出版)、『梅と日本人』(勉誠出版)、『日本古典博物事典 動物篇』(勉誠出版)など。