ゾク センゴクブショウイツワシュウ オンデマンドバン

続 戦国武将逸話集(オンデマンド版)

訳注『常山紀談』巻八~十五
湯浅常山 原著/大津雄一・田口寛 訳注
ISBN 978-4-585-95442-2 Cコード 0021
刊行年月 2018年6月 判型・製本 四六判・並製 296 頁
キーワード 戦国時代

定価:2,970円
(本体 2,700円) ポイント:81pt

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書籍の詳細
勇猛・知略・忠義・非情…
過酷な戦国の世に生きる武士や烈女の姿を躍動的に描く

武功の無い武士さえも見限ることなく励まし、人心を掌握した立花道雪。
主君・池田輝政のために、奇策を講じて命がけの任務に望んだ渡辺惣左右衛門。
人質になることを拒み、自ら壮絶な最期を遂げた細川ガラシャ。
敵中を突破して、関ヶ原を退いた島津義弘。
名だたる武将の逸話を集めた名著『常山紀談』より、九州平定から関ヶ原合戦前後に至る170話余りを読みやすい現代語で紹介。

*『続 戦国武将逸話集』(ISBN: 978-4-585-05442-9)(2011年10月刊行)のオンデマンド版となります。

 

 

目次
『常山紀談』の女性たち

◎『常山紀談』巻八
165 仙石権兵衛、九州の状況を探る
166 島津家久、島原城を攻めて竜造寺隆信を討つ
167 立花道雪の人となり
168 立花道雪の仁愛
169 立花道雪・高橋紹運、大友宗麟の猫尾城攻めに加勢するが、道雪が病死する
170 稲葉一徹、罪人を許す
171 高橋紹運討死し、立花統増薩摩に捕らえられる
172 高橋紹運、斎藤鎮実の妹を妻とする
173 志賀親次、島津の兵を鉄砲で狙撃させる
174 高畑三河の心構え
175 森迫親正、討死する
176 島津義久、根白の砦を攻めるが敗退する
177 坂小坂、巌石の城の合戦で先駆けをする
178 野矢甚右衛門の功名
179 秋月種長、降参する
180 新納武蔵守の豪気

◎『常山紀談』巻九
181 黒田孝隆・長政、城井谷の城を攻める
182 豊臣秀吉、北条氏討伐のために出陣する本多忠勝、方言する
183 井伊直政、秀吉を討とうと進言する
184 鳥井源八郎、先駆の武士の心得を説く
185 池田輝政、鉄砲で小田原城を攻める
186 上様日和
187 長束正家、兵糧の手配をする
188 蒲生氏郷、敵の夜討を退け三階菅笠の馬印を許される
189 武蔵国八王子城落ちる
190 大音藤蔵・雨森彦三郎の功名
191 織田信雄、那須に配流される
192 板部岡江雪斎、赦されて秀吉に仕える
193 秀吉、鎌倉鶴岡八幡宮に参詣する
194 秀吉、佐野天徳寺に上杉謙信・武田信玄のことを語る
195 蒲生氏郷の大志
196 奥州の葛西・大崎一揆
197 蒲生家の侍大将、戦場での進退を訓練して功名をあげる
198 氏郷、伊達家の刺客を赦す
199 氏郷、「佐々木が鐙」を細川忠興に贈る 黒塚の帰属をめぐる争い
200 本多忠勝、万喜の旧臣を呼び出す
201 徳川家康、武田・北条の旧領を治める
202 徳川家康、武田家の戦法を嫌う
203 徳川家康、甲冑について語る
204 徳川家康、秤や一歩金を定める
205 酒井金三郎、旧主の恩を忘れず
206 成瀬正成の家康への忠義
207 徳川家康、相模国の境を見回る
208 豊臣秀吉、五腰の太刀の持ち主を当てる
209 竹俣兼光という刀のこと
210 本庄正宗という刀のこと
211 兜の名
212 伊藤七蔵の功名
213 井伊直孝の心構え

◎『常山紀談』巻十
214 馬場重介の武功
215 前田利家、白雲の琵琶を種村肖椎寺に与える
216 秦桐若の武威
217 沢村大学、朱柄の槍を持つ
218 加藤清正、天草一揆と戦う
219 森本義大夫の組討の技
220 徳川家康、深慮を廻らし朝鮮に渡らず
221 伊達家の武士、人目を驚かす姿で出陣する
222 朝鮮南大門合戦
223 国富源右衛門、明の兵を討ち取る
224 加藤光泰、都城からの撤退に反対する
225 吉田又助、川幅を見積もる
226 加藤清正、虎を狩る
227 加藤清正、船を奪う
228 秀吉、名護屋で大言壮語する
229 菅政利・後藤基次、虎を斬る
230 泗川の城の挟間のこと
231 加藤嘉明、海戦で武功を立てる
232 浅野長政、秀吉に諫言する
233 井口与市主従の功名
234 加藤清正、行軍の備えを厳重にする
235 朝鮮から虎と象を連れて来る
236 加藤清正の兵、朝鮮の冬の寒さに苦しむ
237 森本・庄林の槍鞘のこと
238 加藤清正、遺言状など残さずと言う
239 後藤基次、亀甲の車を造る
240 栗山利安の武勇と思慮
241 栗山利安・黒田如水の倹約

◎『常山紀談』巻十一
242 竹中重治の心がけ
243 峯沢何某、上杉謙信を撃とうとする
244 徳川家康、久世広宣・坂部広勝に物見をさせる
245 野々口彦助、山中鹿之介に教えを受ける
246 石谷定清、法を破って参陣する
247 坪内玄蕃、戦いでの心構えを説く
248 道化清十郎、平野与平に武士の心がけを問う
249 谷太郎右衛門、戦いの心がけを語る
250 可児才蔵のこと
251 島左近、石田三成に仕える
252 関白豊臣秀次の自害、吉田修理の武勇と討死
253 木村常陸介の最期
254 荒木村重の臣、河原林治冬、羽柴秀吉を刺し殺そうとする 同じく村重の
臣、山脇重信の武勇
255 丹羽長重の臣、成田助九郎、羽柴秀吉を刺し殺そうとする
256 秀吉、連歌を詠む
257 三木牛之介の鍬形の歌
258 谷大膳衛好、討死をする
259 戸川肥後守逵安、秀吉を背負う
260 黒田如水の先見の明
261 結城秀康、出雲のお国の舞を見る
262 直江兼続のこと
263 石田三成、直江兼続と図って徳川家康を滅ぼそうとする
264 藤原惺窩、直江兼続の企てを危ぶむ
265 徳川家康と石田三成との暗闘
266 細川忠興、徳川家康と前田利家を和睦させる

◎『常山紀談』巻十二
267 徳川家康、細川忠興を救う
268 徳川家康、石田三成を助ける
269 渡辺守綱が近江水口で徳川家康を補佐する
270 徳川家康と器量小さき男花房助兵衛職之
271 徳川家康と、上杉義春の勇弁
272 池田輝政の使者渡辺惣左衛門、野中と二人で危険な道中を行く
273 上杉景勝、徳川家康への不意打ちを計る
274 徳川家康と竹の麾
275 伊達政宗、相馬義胤に救いを求め、義胤を救う
276 池田輝政、竹村半兵衛に田中長胤を捕らえさせる
277 池田輝政と福島正則の岐阜城攻め
278 森寺長勝と飯沼小勘平との死闘
279 南部越後、母衣串を抜かず
280 兼松正吉、戦況を見極める
281 堀尾吉晴、初陣の山田多門兵衛に感心する

◎『常山紀談』巻十三
282 米田助右衛門が敵情を見通す
283 後藤基次、頼まれて諸将に断を下す
284 黒田三左衛門の毛付けの功名
285 神谷小介、必死の先駆け
286 藤堂玄蕃、美濃赤坂の町民に口上
287 寺沢広高・加藤嘉明の度量
288 石田三成、春日九兵衛の進言を退ける
289 村上彦右衛門が安国寺恵瓊に西軍の敗色を告げる
290 土方三九郎の失敗
291 徳川家康の用心と小栗又市の用心
292 石田三成、宇喜多秀家の意見を退ける
293 野一色頼母の最期
294 稲次右近の従者が味方に討たれる
295 石田三成と浅香庄次郎
296 石田三成の武者、林半介の振る舞い
297 伊藤金左衛門と三宅平大夫、それぞれの生還
298 毛屋主水が徳川家康に褒められる
299 島左近の最期の姿
300 黒田長政の兵が飯尾安信を見逃す
301 蒲生備中・大膳父子の最期
302 大谷吉継と平塚為広の辞世
303 滝川辰政の勇猛
304 本多正重の人柄
305 梶左馬助の文書
306 幼い勇士、田辺甚兵衛を黒田長政が褒める
307 辻小作の逸話を中黒道随が語る
308 島津義弘の退き口
309 徳川家康、勝鬨を後に延ばす

◎『常山紀談』巻十四
310 細川忠興夫人の死
311 安養寺門斎、石田三成を捕り逃がす
312 近江大津の籠城戦と赤尾伊豆
313 大津の死骸返し
314 大津開城後の京極高次
315 立花宗茂軍の速射術
316 伏見城の鳥居元忠
317 村上三右衛門・大島源二の振る舞い
318 三刀屋孝和、徳川家康方につく
319 歌人武将細川幽斎の籠城
320 忠義の臣、古田助左衛門

◎『常山紀談』巻十五
321 富田信高、美顔の武者に救われる
322 長束正家の籠城
323 佐和山城での生け捕り
324 生け捕られた武将石田三成
325 石田三成の侍、小幡信世が捕らえられる
326 加藤嘉明と河村権七郎
327 大木土佐ら、加藤清正の北の方を大坂から逃がす
328 加賀大聖寺城攻めの松平久兵衛と、浅井畷の戦い
329 山田勘六郎の死
330 黒田如水と凶相の馬
331 石垣原の戦い
332 加藤清正臣下の三宅喜蔵が南条元琢と戦う
333 田中兵助という男
334 徳川家康が近習をたしなめる
335 徳川家康に加藤清正が忠告する
336 老将黒田如水の計略

主要事件・合戦略年表
主要人物索引
プロフィール

大津雄一(おおつ・ゆういち)
1954年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。
現在、早稲田大学教育・総合科学学術院教授。博士(文学)。日本中世文学専攻。軍記全般を対象とする。
主要著書に、『軍記と王権のイデオロギー』(翰林書房、2005年)、『北条五代記』(共著、勉誠出版、1998年)、新編日本古典文学全集『曾我物語』(共著、小学館、2002年)、『平家物語大事典』(共編、東京書籍、2010年)、『『平家物語』の再誕―創られた国民叙事詩』(NHK出版、2013年)などがある。

田口寛(たぐち・ひろし)
1977年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。
現在、梅光学院大学文学部人文学科准教授。日本中世文学専攻。特に、室町・戦国時代の軍記を中心に研究。
論文に、「肥前島原松平文庫蔵『軍談要集』について―解題と翻刻―」(『日本文学研究』52、2017年)、「新田岩松家旧蔵の異本『鎌倉大草紙』と上杉禅秀の乱―「東国」の軍記・軍記物語―」(『悠久』151、2017年)などがある。

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