「生活の芸術」と周作人 [978-4-585-29028-5] - 4,620円 : 株式会社勉誠社 : BENSEI.JP

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セイカツノゲイジュツトシュウサクジン

「生活の芸術」と周作人

中国のデカダンス・モダニティ

伊藤徳也　著

ISBN	978-4-585-29028-5	Cコード	1090
刊行年月	2012年4月	判型・製本	A5判・上製 312 頁
キーワード	評論,中国

定価：4,620円
(本体 4,200円)　ポイント：126pt

品切

書籍の詳細: 旺盛な活動を行なった文人にして、魯迅の実弟。ナショナリストにして、祖国を裏切った〈漢奸〉。「生を求める意志」を持ち悩み苦しむ現世的な人間＝頽廃派をキーワードに、近現代の日中文化をつなぐ要注意人物、周作人の思想に迫る。
目次: まえがき

第Ⅰ部　「生活の芸術」のデカダンス＝モダニティ
　序　説　近現代中国頽廃派の倫理
　第一章　芸術
　第二章　美
　第三章　頽廃
　第四章　頽廃（二）
　第五章　生活
　第六章　自然
　第七章　凡人
　第八章　日本

第Ⅱ部　状況と対峙する周作人
　序　説　周作人の一九二〇年代
　第九章　中国語情調表現の困難に対して
　第一〇章　沸騰する国家主義と群衆運動に抗して
　第一一章　廃帝溥儀の処遇をめぐって
　第一二章　文化事業への関与
　第一三章　次女若子の死に直面して

あとがき
プロフィール: 伊藤徳也（いとう・のりや）
1962年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科准教授。東京大学大学院人文科学研究科中国語中国文学博士課程中退。専門は近現代中国文学、比較文化論。
主な論文に「近代中国における文学言語」、「林語堂の自己形成－初期の文化意識を中心に」、共訳として『藻を刈る男－茅盾短編集』がある。