カートは空です。
商品1/13
『蜻蛉日記』『枕草子』『源氏物語』…。平安の頃から連綿と続く「女性の文学」。その物語や日記には高い思想性が見られ、その裏打ちとして仏教(信仰)が通底している。近年のジェンダー研究の隆盛を受けて関心の高まる女性と文学、そして仏教との関わりを、東アジア全体に視野を広げながら論じる。
張龍妹(ちょう・りゅうまい)北京日本学研究センター教授。専門は『源氏物語』を中心とする平安仮名文学。著書に『源氏物語の救済』(風間書房、2000年)、『日本文学 古典篇』(高等教育出版社、2008年)、『今昔物語集 本朝部』(翻訳、人民文学出版社、2008年)、『東西方文学交流研究』(翻訳、知識産権出版社、2013年)、『和歌物語集』(翻訳、外語教育與研究出版社、2015年)などがある。小峯和明(こみね・かずあき)フェリス女学院大学客員教授、早稲田大学客員上級研究員、中国人民大学・高端外国専科、立教大学名誉教授。専門は日本中世文学、東アジアの比較説話。著書に『中世日本の予言書―〈未来記〉を読む』(岩波新書、2007年)、『中世法会文芸論』(笠間書院、2009年)、『〈予言文学〉の世界―過去と未来を繋ぐ言説』(編著、アジア遊学159、勉誠出版、2012年)などがある。