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ベトナム語における指示詞・文末詞・感動詞の形式的な類似は、偶然の産物か。現代ベトナム語における3要素の比較を通して、指示詞から文末詞・感動詞へという変化の方向を検証。言語類型論にも新たな実証的データを提供する。ベトナム語の指示詞を体系的に扱う、日本初の研究書。
安達真弓(あだち・まゆみ)東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、助教。2016年、博士論文「ベトナム語における指示詞と指示詞に由来する文末詞・感動詞」を東京大学人文社会系研究科に提出、博士号授与。専門はベトナム語の調査研究。主な論文に“Vietnamese demonstratives đây, đó, kia” (2011年、Mon-Khmer Studies Journal, Special issue 3: 1–8)や「ベトナム語の遠称指示詞kiaとkìaについて」(2012年、『東京大学言語学論集』32号: 1–9)がある。