カートは空です。
商品1/15
ヨーロッパ世界から中央アジアを経て、中国そして日本へと連なるシルクロード。古来、多くの文物が往来した西域は、近代においては日本を含めた列強各国の熾烈な情報戦の舞台ともなった。外交・宗教・文学から税制・農業まで、シルクロードに残された古今の資料を読み解き、西域資料から東西文化の伝播の諸相を追究する。
荒川正晴(あらかわ・まさはる)1955年生まれ。大阪大学大学院文学研究科教授。早稲田大学大学院修了。敦煌・トゥルファン出土文書を利用し、唐代内陸アジア地域の社会・文化を研究。主な著書に『オアシス国家とキャラヴァン交易』(世界史リブレット62、山川出版社、2003年)、『ユーラシアの交通・交易と唐帝国』(名古屋大学出版会、2010年)など。柴田幹夫(しばた・みきお)1955年生まれ。新潟大学国際センター准教授。博士(学術)広島大学。龍谷大学大学院文学研究科博士後期単位取得満期退学。主な編著書に『大谷光瑞とアジア―知られざるアジア主義者の軌跡』(勉誠出版、2010年)、『大谷光瑞―「国家の前途」を考える』(アジア遊学156、勉誠出版、2012年)など。論文に「大谷光瑞と満州」(『環日本海研究年報』16号、2009年)、「大谷光瑞與大連」(『大連図書館百年記念学術論文集』2007年)、「シンガポール本願寺と大谷光瑞」(『佛教史研究』43号、2007年)、「孫文と大谷光瑞」(『孫文研究』21号、1997年)など。