カートは空です。
商品1/15
ヒト・モノ・文化の移動は、政治・経済・外交とも密接にかかわり、国家・社会を展開させる大きな原動力であった。その痕跡は文献史料のみならず、さまざまなモノ史料に刻まれ、いまにその歴史を伝えている。学問分野にとらわれることなく諸資料を博捜することにより、1世紀の弥生時代後期から中世成立期に及ぶ異文化交流の実態を浮かび上がらせ、東アジア、さらにそれを取り巻く地域へと重層的につながりあう国家・社会の様相をダイナミックに捉える画期的成果。
鈴木靖民(すずき・やすたみ)1941年北海道生まれ。横浜市歴史博物館館長、國學院大學名誉教授。文学博士。専門は日本古代史・東アジア古代史。著書に『古代対外関係史の研究』(吉川弘文館、1985年)、『日本の古代国家形成と東アジア』(吉川弘文館、2011年)、『倭国史の展開と東アジア』(岩波書店、2012年)、『比較史学への旅―ガリア・ローマから古代日本へ』(勉誠出版、2012年)、『梁職貢図と東部ユーラシア世界』(編著、勉誠出版、2014年)、『日本古代の周縁史』(岩波書店、2014年)、『相模の古代史』(高志書院、2014年)などがある。