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「同性愛文学」の系譜を辿る―近代以降、同性愛は文学の中でどのように表現されてきたのだろうか?BL、百合という文脈で語られると共に、一方でLGBTQを考えるための文学としても着目されている同性愛文学。森鷗外、三島由紀夫、田村俊子、吉屋信子ら近代文学の作家から、松浦理英子、吉田修一、山崎ナオコーラ、村田沙耶香、綿矢りさら現在進行形の作家まで紹介し、明治から平成までの文学史の一側面に光を当てた一冊。
伊藤氏貴(いとう・うじたか)1968年生まれ。文藝評論家。明治大学文学部准教授。麻布中学校・高等学校卒業後、早稲田大学第一文学部を経て日本大学大学院藝術学研究科修了。博士(藝術学)。2002年に「他者の在処」で群像新人文学賞(評論部門)受賞。著書に、『奇跡の教室』(小学館)、『美の日本』(明治大学出版会)がある。
★書評・紹介★ ・「読売新聞」 (2020年2月25日)の「文芸月評」にて、本書の紹介文が掲載されました。・「週刊金曜日」 (2020年4月3日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:高原到(批評家)) ・「東京新聞」 (2020年5月3日)の「新刊案内」に、本書の紹介文が掲載されました。