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純愛あり、ラブコメあり、異世界・異能バトルあり、擬人化あり・・・様々な物語のアイディアの宝庫である「お伽草子」。その代表的なテーマである妖怪、異類婚姻、恋愛、歌人伝説、高僧伝説など6つの物語を紹介。読みやすい現代語訳、多数の図版とともに読み解く。お伽草子を題材にしたマンガ・小説などを広く紹介する「お伽草子ガイド」、関連物語を調べるための手引き「モチーフ索引」、「妖怪小辞典」などを付した、楽しく読める、使える「お伽草子」入門書!
伊藤慎吾(いとう・しんご)國學院大學栃木短期大学日本文化学科准教授。専門はお伽草子研究。主な著書に『中世物語資料と近世社会』(三弥井書店、2017年)、『擬人化と異類合戦の文芸史』(三弥井書店、2017年)、『「もしも?」の図鑑 ドラゴンの飼い方』(実業之日本社、2018年)、『南方熊楠と日本文学』(勉誠出版、2020年)などがある。
★書評・紹介★「説話文学研究」第56号(2021年9月30日)に書評が掲載されました。 →評者:粂汐里氏(国文学研究資料館)