ゾククンドクロン オンデマンドバン

続「訓読」論(オンデマンド版)

東アジア漢文世界の形成
中村春作・市來津由彦・田尻祐一郎・前田勉 編
ISBN 978-4-585-88001-1 Cコード 3081
刊行年月 2022年11月 判型・製本 A5判・並製 482 頁
キーワード 交流史,日本語,漢文,東アジア,近代,近世

定価:6,600円
(本体 6,000円) ポイント:180pt

 品切 
*本書のご購入をご希望の方へ
品切表示が出ております場合、お手数ではございますが、「info@bensei.jp」宛までご連絡ください。
書籍の詳細
東アジアの「知」の成立を「訓読」から探る

東アジア漢文世界において漢文テキストは実際にどのような〈てだて〉で「読まれ」、そこでいったい何が生じたのか、そこから何が形成されたのか―「知」の伝播と体内化の過程を「訓読」論の視角から読み解くことで東アジア漢文世界の成立を検証する。

*『続「訓読」論』(ISBN:978-4-585-28001-9)(2010年11月刊行)のオンデマンド版となります。

 

 

目次
序・「訓読」論から東アジア漢文世界の形成を考える/中村春作

Ⅰ東アジアにおける「知」の体内化と「訓読」

読誦のことば―雅言としての訓読/齋藤希史
琉球における「漢文」読み―思想史的読解の試み/中村春作
素読の教育文化―テキストの身体化/辻本雅史
明治前期の訓読体―言路洞開から公議輿論へ/前田 勉
どう訓むかという問題の難しさ/小島 毅
朝鮮半島の書記史―不可避の自己としての漢語/伊藤英人

Ⅱ近世の「知」の形成と「訓読」―経典・聖諭・土着

漢文の訓読、階層性、トポス―『春香伝』の「千字文プリ(唱)」を手掛りとして/崔 在穆
平田国学と『論語』―菊池正古『論語考』をめぐって/田尻祐一郎
満洲語思想・科学文献からみる訓読論/渡辺純成
唐通事の「官話」受容―もう一つの「訓読」/木津祐子
訓読から「辺境」を考える/澤井啓一

Ⅲ「訓読」と近代の「知」の回廊―文学・翻訳・教育

白話小説はどう読まれたか―江戸時代の音読、和訳、訓読をめぐって/川島優子
近代日本における白話小説の翻訳文体について―「三言」の事例を中心に/勝山 稔
明治・大正期の漢文教科書―洋学系教材を中心に/木村 淳
中国思想古典の文化象徴性と明治・大正・昭和―『論語』を素材に/市來津由彦

あとがき/執筆者一覧
人名索引/書名・論文名索引

関連商品

この商品をお求めのお客様はこんな商品もお求めです。

おすすめ

  [詳細]
織田信長文書の世界

織田信長文書の世界

公益財団法人永青文庫・熊本大学 永青文庫研究センター 編
定価:3,080円
(本体 2,800円)
世界の絵本・作家 総覧

世界の絵本・作家 総覧

O.L.V.(おおぶ文化交流の杜図書館ボランティアグループ)・おおぶ文化交流の杜図書館 編
定価:22,000円
(本体 20,000円)
本 かたちと文化

本 かたちと文化

大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国文学研究資料館 編
定価:3,080円
(本体 2,800円)
紫式部伝

紫式部伝

上原作和 著
定価:5,940円
(本体 5,400円)
ショッピングカート