エイヘイコウロクタイゼン

永平廣録 大全

『祖山本 永平廣録』訓読・訳註・補注参究ならびに解題・関連資料集成
大谷哲夫 編著
ISBN 978-4-585-31017-4 Cコード 3015
刊行年月 2024年6月 判型・製本 B5判・上製 3548 頁
キーワード 仏教,宗教,中国

定価:71,500円
(本体 65,000円) ポイント:1950pt

数量 :
remove add
書籍の詳細

道元禅師(1200~1253)の語録として主要な撰述著作は和語による『正法眼蔵』であることは周知の事実である。
しかし、それとは別にその説法説示を漢文体で十巻に編纂されたものが、通称『永平広録』と呼ばれ、道元の語録として存在していることは、『正法眼蔵』ほどには知られていない。
本書では、原本『祖山本 永平廣録』(全十巻)の正確な「訓読」と「訳」を提供する。また、その語句に対する「語義注釈」、「出典考証」、各項の解説、さらに語義の詳細にわたる「補注参究」、本書に関連する「基本的原典」等の関連書ならびに関連項目の小論・解題等も収載した決定版。

 

 

目次
◎第一巻
はしがき 『永平廣録』をめぐりて―『永平廣録』に展開される仏法を単なる知的遊戯にしないための用心
凡例
『永平廣録』第一
開闢本京宇治郡興聖禅寺語録 第一(上堂1~126)
〔補注参究〕/〔出典考証〕

◎第二巻
『永平廣録』第二
開闢越州吉祥山大佛寺語録 第二(上堂127~184)
〔補注参究〕/〔出典考証〕
『永平廣録』第三
永平禅寺語録 第三(上堂185~257)
〔補注参究〕/〔出典考証〕

◎第三巻
『永平廣録』第四
永平禅寺語録 第四(上堂258~345)
〔補注参究〕/〔出典考証〕
『永平廣録』第五
永平禅寺語録 第五(上堂346~413)
〔補注参究〕/〔出典考証〕

◎第四巻
『永平廣録』第六
永平禅寺語録 第六(上堂414~470)
〔補注参究〕/〔出典考証〕
『永平廣録』第七
永平禅寺語録 第七(上堂471~531)
〔補注参究〕/〔出典考証〕
道元小伝・道元年譜・訂補 建撕記図会

◎第五巻
『永平廣録』第八
永平禅寺語録 第八 越州永平禅寺玄和尚(小参・法語・普勧坐禅儀)
「小参」(1~20)
「法語」(1~14)
「普勧坐禅儀」
〔補注参究〕/〔出典考証〕

◎第六巻
『永平廣録』第九
永平禅寺語録 第九 玄和尚頌古(1~90)
「玄和尚頌古」について
〔出典考証〕

◎第七巻
『永平廣録』第十
永平禅寺語録 第十 玄和尚真賛(自賛)・玄和尚偈頌
「玄和尚真賛」(1~5)・「自賛」(1~20)
「玄和尚偈頌」(1~125)
〔出典考証〕

◎第八巻
〔一〕『永平廣録』解題
〔二〕『永平廣録』の原典とその関連書
〔三〕『永平廣録』関連資料
〔四〕後序
索引
プロフィール

大谷哲夫(おおたに・てつお)
1939年東京都生まれ。早稲田大学大学院修了。曹洞宗僧侶(市ヶ谷長泰寺住職)・仏教学者(専門は禅)。駒澤大学元総長(第二十八代)・駒澤大学元学長(第二十九代)・都留文科大学元理事長・東北福祉大学前学長。
主要著書に、『道元「永平広録・上堂」選』(講談社学術文庫、2005年)、『道元「宝慶記」』(講談社学術文庫、2017年)など多数。

書評・関連書等

★書評・紹介★
「週刊仏教タイムス」(2024年6月13日、2面)に 著者の大谷哲夫先生へのインタビュー記事が大きく掲載されました。
「中外日報」(2024年7月5日、7面)に著者の大谷哲夫先生へのインタビュー記事が大きく掲載されました。
「週刊仏教タイムス」(2024年8月29日、3面)にて紹介されました。

関連商品

この商品をお求めのお客様はこんな商品もお求めです。

おすすめ

  [詳細]
マハーバーラタ入門

マハーバーラタ入門

沖田瑞穂 著
定価:1,980円
(本体 1,800円)
織田信長文書の世界

織田信長文書の世界

公益財団法人永青文庫・熊本大学 永青文庫研究センター 編
定価:3,080円
(本体 2,800円)
世界の絵本・作家 総覧

世界の絵本・作家 総覧

O.L.V.(おおぶ文化交流の杜図書館ボランティアグループ)・おおぶ文化交流の杜図書館 編
定価:22,000円
(本体 20,000円)
紫式部伝

紫式部伝

上原作和 著
定価:5,940円
(本体 5,400円)
ショッピングカート