天文現象は古代より人々の生活や文化活動に密接に関わり、文学や美術に広く取り入れられるとともに、現代科学の発端ともなった。
古典籍・美術品・工芸品・遺跡・数式等の中には天文に関わる多様な表現がみられ、それらはさまざまな角度から考察することができる。
銅鏡の文様に見られる古代中国の宇宙観とは?
浦島太郎のタイムトラベルの理論物理学的な可能性とは?
一条兼良はどのような星空を見ていたのか?
沖縄に伝わる神歌に歌われた星に、人々は何を託していたのか?
絵画・文学作品、信仰・思想、民俗、実際の天体現象など、様々な視点から、文化史と科学論を統合して自然観を考察する。
細分化され過ぎた現在の学問を新たに捉え直し、総体としての知を確立する挑戦!