セイメイジョウカズヲヨム

『清明上河図』をよむ

伊原弘 編
ISBN 978-4-585-04056-9 Cコード 1071
刊行年月 2003年10月 判型・製本 A5判・上製 394 頁
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定価:4,950円
(本体 4,500円) ポイント:135pt

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書籍の詳細

中国最高傑作画巻を読み解く!
12世紀。風流天子徽宗の御世の『清明上河図』。
精緻な画法で、北宋時代の都市がカレイド・スコープのようにまわる。
なにが描かれ、なにが封じこめられたのか。
『水滸伝』のなかにもかきこまれる開封。
16名の読み手による謎解き。

 

 

目次
序言■伊原 弘
『清明上河図』全図
『清明上河図』跋文集
座談会「『清明上河図』をよむ」

Ⅰ 『清明上河図』をよむ
『清明上河図』と北宋末期の社会■伊原 弘
境界の風景
 ―形象としての、あるいは方法としての―■中野美代子
建築から解読する中国中世の都市社会■高村雅彦
『清明上河図』にみる樹木と石
 ―●京の庭園のかおり―■木津雅代
『清明上河図』の船を造る■山形欣哉
テーブルと腰掛から見た『清明上河図』■小泉和子
その後の『清明上河図』―作品史の中の一断章―■板倉聖哲

Ⅱ 画中の世界
『清明上河図』中のひとびとの識字と計算能力■本田精一
『清明上河図』にみる飲食■日下翠
あふれる看板―消費と健康へのいざない―■伊原弘
『清明上河図』のテーブルの上■塩卓悟
『清明上河図』に描かれた桶と樽■小泉和子
開封銅銭雑話■本田精一

Ⅲ 比較史からの読み
『清明上河図』と日本の都市景観
 ―『年中行事絵巻』『一遍上人絵伝』『洛中洛外図屏風』との比較を通して―■玉井哲雄
絵画史料としての『清明上河図』
 ―日本史からの読み方―■黒田日出男

Ⅳ 織りなす世界
『清明上河図』は『金瓶梅』の生みの親?■中野美代子
『清明上河図』の行交うひとびとに会い、その運命を読む■清木場東

Ⅴ 西からのまなざし
皇后と葬送、麺と豚 『東京夢華録』と都市紀行文学の萌芽■ステファン・H・ウエスト
『清明上河図』と宋代東京の歴史的地理■リンダ・C・ジョンソン
「橋の下、水は流るる:『清明上河図』に関するさらなる一考察」より抜粋■ジュリア・K・ムレー

【附録】
索引(附・都市の生活と施設を読みとく■清木場東・伊原 弘)
編集後記

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