チイキブンカノカノウセイ

地域文化の可能性

木部暢子 編
ISBN 978-4-585-32015-9 Cコード 1020
刊行年月 2022年3月 判型・製本 A5判・並製 224 頁
キーワード アーカイブズ,博物館,現代社会,社会学,民俗学,日本語

定価:2,970円
(本体 2,700円) ポイント:81pt

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書籍の詳細
地域の文化を守り、継承し、活用していくために―

現代社会はこれまで経験したことのないさまざまな問題に直面している。
とりわけ、地域社会の変貌や大規模災害により多様性が急速に失われつつあるなか、私たちは過去の文化の多様な姿とその蓄積から何を導き出し、未来の地域社会をどのようなものとして構想すべきか。
身近な地域文化を対象として、そこに生み出され、受け継がれてきた知恵の数々や努力の軌跡に光を当て、民俗学、文化人類学、言語学、保存科学、歴史学、自然環境学等の諸分野から地域文化の再評価や復興にアプローチする。

 

 

目次
まえがき 小池淳一
第1章 地域を見つめ、つなげる―地域文化資源の「発見」と「活用」 小池淳一
第2章 地域資料をめぐるひとびと 丹羽謙治
第3章 奄美の文化資源 桑原季雄
第4章 ことばと地域文化 木部暢子
第5章 学生が取り組む地域歴史遺産の保全と活用 添田仁
第6章 自然資本を活かした地域の可能性 中静透
第7章 災害支援から考える地域文化と博物館―地域文化の「再発見」と「保存・活用」 日髙真吾
第8章 原子力災害被災地域における民間資料の保存と活用 渡辺浩一

執筆者一覧
索引
プロフィール

木部暢子(きべ・のぶこ)
九州大学大学院文学研究科修士課程修了。国立国語研究所特任教授。専門は日本語学。研究テーマは日本の方言、音韻・音声、アクセント。
著書に『日本語アクセント入門』(共著、三省堂、2012 年)、『そうだったんだ日本語じゃっで方言なおもしとか』(岩波書店、2013 年)、『方言学入門』(共編著、三省堂、2013年)、論文に「消えゆく言語・方言を守るには」(『國學院雑誌』119-11、2018年)などがある。

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