『常山紀談』正編、完結
黒田如水(官兵衛) 豊臣秀吉の軍師で、子の長政に富国強兵の根本を遺言する。
前田慶次 傾奇(かぶき)者として、戦国の世を豪快に生きる。
真田昌幸 関ヶ原の戦いで西軍につき、父子で徳川家と戦った。
熊沢蕃山 陽明学者。池田光政に仕え、変転・起伏に満ちた生涯をおくる。
…戦国から太平の世へと移ろいゆく時代の多彩な逸話を収録。
名だたる武将の逸話を通して、君主への諫言の必要性をとく。
儒学者であり、「節義の士」と評される湯浅常山が記した『常山紀談』を、読みやすい現代語に訳して紹介する。
各話のはじめには、逸話の「あらすじ」や「歴史的背景」など概要を説明。
日本史に親しみ、強くなる格好の一冊。