ワタクシショウセツセンネンシ

私小説千年史

日記文学から近代文学まで
勝又浩 著
ISBN 978-4-585-29082-7 Cコード 1095
刊行年月 2015年1月 判型・製本 四六判・上製 256 頁
キーワード 評論,古典,近現代

定価:2,640円
(本体 2,400円) ポイント:72pt

数量 :
remove add
書籍の詳細
日本語にとって「私小説」とは何か

日本語がつくり上げた日本の文学―日記文学、和歌や俳句、随筆を経て、私小説という表現手法が生まれた道筋、その生い立ちを浮かび上がらせる。

 

 

目次
はじめに

Ⅰ 日本語にとって「私小説」とは何か
 序、随筆とエッセー
 一、日記の国
 二、歌の国
 三、日本語としての「私」

Ⅱ 「私」にとって小説とは何か
 一、語り部の資格と日本の「小説道」――伊藤桂一と志賀直哉
 二、小説と随筆の境界――志賀直哉『沓掛にて』
 三、書くことへの自意識――辻潤『小説』
 四、生きる「私」と書く「私」――小島信夫の現在進行形小説

あとがき/索引
プロフィール

勝又浩(かつまた・ひろし)
1938年横浜市生まれ。文芸評論家。法政大学文学部名誉教授。『文学界』『季刊文科』『三田文学』などで同人雑誌を担当してきた。「我を求めて――中島敦による私小説論の試み」で第17回群像新人文学賞評論部門、『中島敦の遍歴』で第13回やまなし文学賞研究・評論部門を受賞。
著書に、『引用する精神』(筑摩書房、2003)、『「鐘の鳴る丘」世代とアメリカ』(白水社、2012)など多数。

書評・関連書等

・「東京新聞(夕刊)」(2015年2月25日)にて、本書の紹介文が掲載されました。
「週刊読書人」(2015年4月3日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:千石英世(文芸評論家))
・第28回和辻哲郎文化賞を受賞致しました。

関連商品

この商品をお求めのお客様はこんな商品もお求めです。

おすすめ

  [詳細]
教育勅語

教育勅語

杉浦重剛 著/所功 解説
定価:1,320円
(本体 1,200円)
広益体 妖怪普及史

広益体 妖怪普及史

伊藤慎吾・氷厘亭氷泉・式水下流・永島大輝・幕張本郷猛・御田鍬・毛利恵太 著
定価:3,520円
(本体 3,200円)
天文文化学の視点

天文文化学の視点

松浦清・真貝寿明 編
定価:3,850円
(本体 3,500円)
100人の作家で知る ラテンアメリカ文学ガイドブック

100人の作家で知る ラテンアメリカ文学ガイドブック

寺尾隆吉 著
定価:3,080円
(本体 2,800円)
ショッピングカート