カートは空です。
ラジオは戦争をどのように伝え、リスナーに記憶させたのか。ラジオ草創期から、日中戦争~冷戦間に繰り広げられた電波戦争が、20世紀の国際関係・政治・社会・文化に与えた影響を解明するとともに、インターネットラジオや震災後のコミュニティ放送の可能性も提示。ラジオの時代を知るための基本書籍と基礎資料も紹介。入門者から研究者まで、メディア研究の必携書!
貴志俊彦(きし・としひこ)京都大学地域研究統合情報センター・教授、日本学術会議連携会員。専門は東アジア近現代史。主な著書に、『日中間海底ケーブルの戦後史―国交正常化と通信の再生』(吉川弘文館、2015年)、『東アジア流行歌アワー―越境する音 交錯する音楽人』(岩波書店、2013年)、『満洲国のビジュアル・メディア―ポスター・絵はがき・切手』(吉川弘文館、2010年)などがある。川島 真(かわしま・しん)東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻・教授、日本学術会議連携会員。専門は中国近現代史、アジア政治外交史。主な著書に、『チャイナ・リスク』(編著、日本の安全保障第5巻、岩波書店、2015年)、『近代中国をめぐる国際政治』(編著、中央公論新社、2014年)、『電波・電影・電視―現代東アジアの連鎖するメディア』(共編著、青弓社、2012年)などがある。孫 安石(そん・あんそく) 神奈川大学外国語学部・教授。専門は中国近代史、上海都市史。主な編著書に、『近現代中国人日本留学生の諸相』(共編、御茶の水書房、2015年)、『租界研究新動態』(共編、上海人民出版社、2011年) 、『近代中国都市案内集成―上海編』(監修・解説、ゆまに書房、2011年)などがある。
・「東方」418号(2015年12月)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:岡部匡伸(日本ラジオ博物館館長))・「信濃毎日新聞」(2016年1月17日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:山口文憲(ノンフィクション作家))