カートは空です。
小規模な喧嘩から大規模な戦争まで、人類における〈暴力〉の多様な側面を、いかに捉えることができるのか。戦争のもつ暴力的側面とともに、それが人類史で果たしてきた「駆動力」としての一面を探る。
山田仁史(やまだ・ひとし)東北大学大学院文学研究科准教授。Dr.phil. 専門は宗教民族学、神話学。主な著書に、共編著に『水・雪・氷のフォークロア』(勉誠出版、2014年)、ミュラー『比較宗教学の誕生』(共訳書、国書刊行会、2014年)、『首狩の宗教民族学』(筑摩書房、2015年)などがある。丸山顕誠(まるやま・あきよし)日本国語国学研究所研究員。専門は日本神話、神道祭祀、国際政治理論。主な著書・論文に「日本の神話共同体が規定する世界認識と人格概念および権力の位階」(篠田知和基編『神話・象徴・儀礼』楽瑯書院、2014年、匝瑤葵名義で発表)『祓の神事―神話・理念・祭祀』(三弥井書店、2015年)などがある。