カートは空です。
仏教の創始と展開に応じて、アジア各地に広まり、地域や時代ごとに多種多彩に再創造を繰り返し、受け継がれてきた仏伝文学。古代のみならず、中世から近現代まで幅広く、その展開を捉え、中国、朝鮮半島、日本、ベトナムなど、東アジアの漢字漢文文化圏に共有された文化・文学の意義を検証する。
小峯和明(こみね・かずあき)フェリス女学院大学客員教授、早稲田大学客員上級研究員、中国人民大学・高端外国専科、立教大学名誉教授。専門は日本中世文学、東アジアの比較説話。著書に『中世日本の予言書―〈未来記〉を読む』(岩波新書、2007年)、『中世法会文芸論』(笠間書院、2009年)、『〈予言文学〉の世界―過去と未来を繋ぐ言説』(編著、アジア遊学159、勉誠出版、2012年)などがある。