カートは空です。
ケンブリッジ大学図書館が所蔵する膨大な日本語コレクション。英国三大日本学者・サトウ、アストン、チェンバレンをはじめとする明治時代の外国人たちが持ち帰った数々の貴重書には、平田篤胤や本居宣長らの国学から始まる日本研究の歩みが残されている。柳田国男も無視できなかった同時代の西洋人たちによる学問発展の過程を辿る。
小山騰(こやま・のぼる)1948年愛知県生まれ。成城大学卒業。慶応義塾大学大学院修士課程(日本史)修了。国会図書館勤務などを経て、1985年から2015年までケンブリッジ大学図書館日本部長。主な編著書に、『国際結婚第一号―明治人たちの雑婚事始』(講談社、1995年)、『破天荒明治留学生列伝―大英帝国に学んだ人々』(講談社、1999年)、『ケンブリッジ大学秘蔵明治古写真―マーケーザ号の日本旅行2』(平凡社、2005年)、『日本の刺青と英国王室―明治期から第一次世界大戦まで』(藤原書店、2010年)、『ケンブリッジ大学図書館所蔵アーネスト・サトウ関連蔵書目錄』(ゆまに書房、2016年)などがある。
「神社新報」第3385号(2018年1月29日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:山田えり(広島・河内神社権禰宜、国立歴史民俗博物館外来研究員))
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