激動の時代に彼は何を残し、伝えようとしたのか―
アジア地域の歴史文献95万冊を有する世界に誇る東洋学の拠点、東洋文庫。
その蔵書形成の基盤には、ひとりのジャーナリストの存在があった―。
清末民国初という激動の時代を中国で過ごし、東アジアと世界をつないだG・E・モリソン。
各地に残された資料、書籍を中心とした比類なきコレクション、そして近年研究の進展を見せる貴重なパンフレット(小冊子)類を紐解くことにより、時代と共にあった彼の行動と思考を明らかにし、東洋文庫の基底に流れる思想を照射する。
モリソン文庫渡来100年!!