カートは空です。
日本列島の中央部に位置し、東日本と西日本をつなぐ東海道という大動脈が走る東海地域にスポットをあて、その地域の社会環境・自然環境と向き合って悩み、選択した人びとの営為を多面的に描き出す。
中村只吾(なかむら・しんご)1981年生まれ。富山大学学術研究部教育学系准教授。専門は日本近世漁村史。論文に「地域経済との関係からみた近世の漁村秩序―伊豆国内浦地域を事例として」(『関東近世史研究』76、2014年)、「近世後期~明治初期、津元家の存在実態とその背景に関する再考察―長浜村大川(屋号大屋)家を事例として」(渡辺尚志編『移行期の東海地域史―中世・近世・近代を架橋する』勉誠出版、2016年)、「漁村秩序の近世的特質と自然資源・環境」(『歴史学研究』963、2017年)などがある。渡辺尚志(わたなべ・たかし)1957年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科教授。専門は日本近世村落史。著書に『近世百姓の底力』(敬文舎、2013年)、『幕末維新期の名望家と地域社会』(同成社、2014年)、『百姓たちの水資源戦争』(草思社、2014年)、編著に『生産・流通・消費の近世史』(勉誠出版、2016年)、『移行期の東海地域史―中世・近世・近代を架橋する』(勉誠出版、2016年)などがある。
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