カートは空です。
メソアメリカ文明を研究する、総執筆者22名の気鋭の研究者たちが、各自が専門とする地域や分野について詳細に記述。37本のコラムを収録し、代表的な遺跡や事項を、簡潔に解説。古代メソアメリカ文明に関する基礎的な知識だけでなく、より深い知識や知見を獲得し、さらに現在の学界動向が学べる、日本で初めて体系的にまとめられた概説書。
伊藤伸幸(いとう・のぶゆき)名古屋大学・助教。専門はメソアメリカ考古学(特に先古典期文化)。主な著書に、『メソアメリカ先古典期文化の研究』(渓水社、2010年)、『中米の初期文明オルメカ』(同成社、2011年)、“La arquitectura de tierra enMongoy y Chay, Kaminaljuyu” ArquitecturaMesoamericana de TierraI(共著、 Universidad Nacional Autónoma de México、2019)など。嘉幡 茂(かばた・しげる)京都外国語大学・嘱託研究員。専門はメソアメリカ考古学、パブリック考古学。主な著書に、『テオティワカン―「神々の都」の誕生と衰退』(雄山閣、2019年)、『図説マヤ文明』(河出書房新社、2020年)など。村上達也(むらかみ・たつや)テュレーン大学・准教授。専門はメソアメリカ考古学、物質文化論、考古科学。主な論文に「酒と水と嵐の神の壺―形成期終末期トラランカレカにおける都市の発展と社会統合」(共著、『古代アメリカ』第22号、2019年)、“Towards a Multiscalar Comparative Approach to Power Relations: Political Dimensions of Urban Construction at Teotihuacan and Copan”Architectural Energetics in Archaeology: Analytical Expansions and Global Explorations(単著、Routledge、2019年)、Teotihuacan and Early Classic Mesoamerica: Multi-Scalar Perspectives on Power, Identity, and Interregional Relations(共編著、University Press of Colorado、近刊)など。