権力に対峙した人びとは如何にしたたかに生き抜いたのか―
中世日本、村に生きた人びとは、権力の支配に接触、抵触しつつ、それぞれの選択と行動をもって、生存の在り方を模索していた。
残された史料を丁寧に読み込むことにより、地に足をつけ、働き廻る、活きるためには戦もいとわない普通の住民たちの動態的な歴史社会像を描き出す。
*主な掲載地域
下総国(千葉県周辺)、越前国(福井県)、甲斐国(山梨県)、近江国(滋賀県)、播磨国(兵庫県)、上野国(群馬県)、武蔵国(東京都周辺)、紀伊国(和歌山県)、陸奥国・出羽国(東北6県)