木活字、金属活字、写植書体、そしてデジタルフォントへ―
中国における木活字の発明、グーテンベルクによる活版印刷の創始、そして、現在のデジタルフォントを使用したDTPの時代に至るまで、人びとに広く、正確にものごとを伝えるものとして、「活字」は無視できない大切な存在である。
あまりにも身近な存在であることから、意識されることが多くはないが、時代の技術革新、また、文字・字体に関する意識の変遷に応じて、「活字」はさまざまにそのカタチをかえてきた。
「活字」はどのようにその相貌をかえ、人びとの生活の中に息づいていったのか―。
印刷と文字に関わるさまざまな分野で活躍する執筆陣により、人びとと「活字」の紡いだ歴史を照らし出す。
※横浜市歴史博物館で開催の企画展「活字 近代日本を支えた小さな巨人たち」(2022年12月10日 (土) ~2023年2月26日 (日) )の連続講座のうち、4本の講座概要を収載。