古代日本の音楽演奏の特質を体系的にとらえる
7~10世紀の日本における音楽・芸能は、誰がいつどこでどのように行い、観て聴いたのか。
人間の営みとしての音楽・芸能について、演奏と視聴という行為が繰り広げられた時間と空間=「場」が、どのような論理のもとで機能していたのかを検証。
正史・日記・儀式書などの記録類に見られる奏楽記事の精緻な読み解きや大陸音楽との比較を通して、奏楽が行われた儀礼の意義や展開をとらえるとともに、
それぞれの場で選択された音楽や芸能の法則性(脈絡)や、君臣関係との結びつき、政治的・社会的意義を明らかにする
★受賞★
2023年度 第36回ミュージック・ペンクラブ音楽賞《クラシック》 研究評論・出版部門を受賞しました。
2023年度 第41回田邉尚雄賞(東洋音楽学会の学会賞)を受賞しました。