「書物」という文化遺産の継承のために
有史以来蓄積されてきた「書物」は、人間の英知・思想・思考・情感といった精神活動が、最も明瞭に集約・表出されたかたちで伝承されてきた、学術文芸の遺産である。この「書物」は、なぜここにこのように存在するのか―。「書物」との真摯な対話により、過去から現在、そして未来へと連なる人間の知的営みの一端に自らリンクすることが出来るのである。
昭和35年の開設以来、書誌学の専門研究所として学界をリードしてきた斯道文庫所蔵の豊富な古典籍の中から、特に書誌学的観点から重要なものを選出。豊富なカラー図版・解説を通覧することで、書誌学の理念・プロセス・技術を学ぶことが出来る。巻末には「書誌学用語索引」を附し、レファレンスツールとしても充実。古典籍を知る資料集として必備の一冊。
好評を博した『図説 書誌学』が、装いも新たにここに刊行!
掲載図版270点以上!
※本書は『図説 書誌学』(ISBN:978-4-585-20004-8、2010年12月刊行)の訂正新版です。
※『訂正新版 図説 書誌学』旧版からの主な訂正箇所はこちらです。