カートは空です。
元祖「知的生産の技術」者による、発想法の極意。「あるきながら、かんがえる」という梅棹忠夫の思想のプロセスを追体験しながら、その極意をつかむ。稀代の探求者・観察者は世界をどのように見ていたのか。どのような調査をしていたのか。その考えかたを視覚的・具体的に明らかにする、実践例題集。世界に対してあくなき好奇心を発揮し、今なおひろく実効性と応用性をもつ梅棹忠夫の頭脳をのぞき見る。
梅棹忠夫(うめさお・ただお):京都大学教授、国立民族学博物館の初代館長をへて、1993年から同館顧問。専攻は民族学、比較文明学。世界各地の探検や調査をもとに、幅ひろく文明論を展開する。主著に『文明の生態史観』(中央公論社、1967年)、『情報の文明学』(中央公論社、1988年)など。2010年没。小長谷有紀(こながや・ゆき):国立民族学博物館教授。専門は文化人類学。佐藤吉文(さとう・よしふみ):国立民族学博物館外来研究員。専門はアンデス考古学、文化人類学。
・「読売新聞」(2011年10月20日(関西版・夕刊))にて、本書が紹介されました。