カートは空です。
本事典は日本文学史上の重要項目である「歌語り・歌物語」の発生・展開・継承を系統的に纏めたものである。「歌語り」の研究は近年進められているものの、その実態は見えにくくなっている。「歌物語」は作品として、またその形態としては重要視されているが、その実態としての歴史性は充分把握されてはいない。これらの研究の現状を踏まえながら諸問題を如何に解説するかを本事典刊行の指針とした。