デジタルアーカイブを社会基盤として確立するため、保存と運用管理に必要な基盤的要素の現状を考察する
わが国のデジタルアーカイブ(DA)は、横断的な検索プラットフォームとして定着しつつある。
しかし、データ公開に関わる技術や方法論については活発な議論がなされている一方で、デジタルデータを保存するための情報システム基盤や運用管理といったインフラの観点からの検討は不十分な状況にある。
本書では、理論研究の専門家による知見と、情報システム基盤や運用管理の実務的観点を組み合わせながら、デジタルデータ長期保存の理論と実践について論じ、将来のDA活用に向けた基盤づくりをめざす。
*「デジタルアーカイブ・ベーシックス」第3期は全3巻。