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宋代の士大夫官僚は地方社会より出現し、都市に住んで郷村社会を支配した。 科挙によって採用され、帝国の忠実な官僚となった彼らが基盤とした郷村はどのような構造をなしていたのか。そしてそこにおける彼らの地位はどのようなものだったのか―。 祭りや行事の寄進者名や寄金高、石刻史料にのこる道路工事への出資者名、地名にのこる著名人の名前などを手がかりに、宋代の地域指導者の存在やその社会の構成を探る。
伊原 弘(いはら・ひろし) 1944年生まれ。 『中国人の都市と空間』(原書房、1993年)、『宋代中国を旅する』(NTT出版、1995年)、『宋と高麗』(『世界の歴史』7「宋と中央ユーラシア」(中央公論新社、1997年)、『清明上河図』をよむ』(編著、勉誠出版、2003年)、『宋銭の世界』(編著、勉誠出版、2009年)、『中国都市の形象』(勉誠出版、2009年)、『「清明上河図」と徽宗の時代』(勉誠出版、2011年)、『宋代中国都市の形態と構造』(勉誠出版、2020年)、『中国中世都市紀行』(中央公論新社、1988年、のち江古籍出版社、2024年)など。