デジタルアーカイブ・ベーシックス
メタデータノパースペクティブ

「メタデータ」のパースペクティブ

池内有為・木村麻衣子 責任編集
ISBN 978-4-585-30306-0 Cコード 1000
刊行年月 2025年6月 判型・製本 A5判・並製 408 頁
キーワード 図書館,博物館,アーカイブズ,総記

定価:4,950円
(本体 4,500円) ポイント:135pt

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書籍の詳細
デジタルアーカイブにおける「メタデータ」の実践と考察

人類の知を循環させ、増幅させ、未来に届けるために不可欠なメタデータ。
図書館、博物館、アーカイブズをはじめとするさまざまな領域で築かれてきたメタデータの来し方と現在地を可視化し、さらなる対話や連携の起点となる論点を提示する。

「デジタルアーカイブ・ベーシックス」第3期完結!

 

 

目次
序章 交差する「メタデータ」の実践と論点―対話と連携によるデジタルアーカイブの深化を期して 池内有為

第1部 メタデータの歴史的背景と展開
第1章 図書館目録のメタデータの標準化経緯と現在 谷口祥一
第2章 アーカイブズの記述標準とメタデータ 元ナミ
第3章 博物館情報の標準化とその系譜―欧米における展開とCIDOC CRMの確立 嘉村哲郎
第4章 Dublin Core 杉本重雄・永森光晴

第2部 メタデータの実際
第5章 商用データベース(雑誌記事索引)のメタデータ―大宅壮一文庫の雑誌記事索引データベース「Web OYA-bunko」の例から 鴨志田浩
第6章 「デジタルアーカイブ」からつくられた「データセット」のメタデータ―デジタル化資料内の「情報の位置」を軸として 鈴木親彦
コラム1  TEIとメタデータ 岡田一祐
第7章 生命科学におけるメタデータの歴史とその扱い 有田正規
第8章 人文学・社会科学総合データカタログ(JDCat)のメタデータ 前田幸男

第3部 メタデータをつなぐ仕組み
第9章 ジャパンサーチの正規化とLOD 神崎正英
第10章 教育関連メタデータLOD化の現状と課題 江草由佳
コラム2  つながる典拠データ、活用可能性は無限大!? 西村葉純
コラム3  Wikidata 福田一史
第11章 学術コミュニティが運営するメタデータスキーマ―DataCite Metadata Schema/JPCOARスキーマ 片岡朋子
第12章 メタデータ流通ガイドライン 河口由佳

第4部 メタデータの論点
第13章 巨人の肩とデジタルアーカイブ・オープンサイエンス運動―メタデータが円滑化する知の積み上げ 北本朝展
第14章 メタデータの二次利用条件とクリエイティブ・コモンズ 鈴木康平
第15章 デジタルアーカイブのメタデータ-多様性と論点 木村麻衣子

執筆者一覧
プロフィール

池内有為(いけうち・うい)
1972年生まれ。文教大学文学部准教授。
専門は学術情報流通、オープンサイエンス(図書館情報学)。
主な著書に『オープンサイエンスにまつわる論点――変革する学術コミュニケーション』(共著、樹村房、2023年)、『環境問題を解く――ひらかれた協働研究のすすめ』(共著、かもがわ出版、2021年)、『イデオロギーと図書館――日本の図書館再興を期して』(共訳、樹村房、2021年)などがある。

木村麻衣子(きむら・まいこ)
1982年生まれ。日本女子大学文学部准教授。
専門は情報資源組織化(図書館情報学)。
主な著書・論文に『「日本目録規則2018年版」入門』(編著、日本図書館協会、2022年)、「漢籍利用者のユースケースと研究プロセス」(『日本図書館情報学会誌』68(1)、2022年、日本図書館情報学会論文賞受賞)などがある。

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