カートは空です。
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作中人物として物語に関与し、語り手・書き手・読み手としてその生成と享受に携わる女房たち。 物語を織りなす言葉のネットワークとも多元的に関わりつづける女房たちのありように着目しつつ、物語の内と外との連環をもたらす『源氏物語』の方法を明らかにする。 *本書は2016年刊行の『源氏物語論』(ISBN:978-4-585-29120-6)の新装版です。
陣野英則(じんの・ひでのり) 早稲田大学文学学術院教授。 専門は平安時代文学、物語文学。 主な著書に『藤岡作太郎――「文明史」の構想』(岩波書店、2021年)、『堤中納言物語論――読者・諧謔・模倣』(新典社、2022年)、『新装版 源氏物語の話声と表現世界』(勉誠社、2025年)などがある。