カートは空です。
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家族の愛と生、そして死を、ユーモアを交えた静謐な文体で描きだす。日中戦争、文化大革命にいたる様々な政治運動を乗り越え、したたかに、しなやかに生き抜いた一家3人の物語。中国稀代のエッセイスト・楊絳のベストセラー、待望の邦訳。
(著者)楊絳(ヤン・ジアン)1911年、北京に生まれる。原籍は江蘇無錫。清華大学研究院で学んだ後、同郷の銭鍾書と結婚し、英仏に留学。中華人民共和国成立以降、北京清華大学に移り、のち、中国社会科学院学国文学研究所所属。作家、翻訳家。主要著書として、『幹校六記』(みすず書房、1985年)、『風呂』(みすず書房、1992年)、『お茶をどうぞ』(平凡社、1998年)等がある。(訳者)桜庭ゆみ子(さくらば・ゆみこ)1961年、東京に生まれる。東京外国語大学中国語学科卒業。現在、慶應義塾大学商学部准教授。専門は中国現代文学。主要訳書に李昂『迷いの園』(国書刊行会、1999年)、論文に「楊絳」(『転形期における中国知識人』所収(汲古書院、1999年))等がある。
・「産経新聞」(2011年8月21日)の「読書」欄にて、本書が紹介されました。・「週刊読書人」(2012年1月20日)にて、本書が紹介されました。